1992-03-26 第123回国会 参議院 商工委員会 第4号
これにつきましては、先ほど来御答弁申し上げているように、九州を中心としました残された鉱害地につきまして、こういった事業を展開していくということでございます。
これにつきましては、先ほど来御答弁申し上げているように、九州を中心としました残された鉱害地につきまして、こういった事業を展開していくということでございます。
次に、累積鉱害解消後の鉱害地における地域振興施策の積極的な展開が行われることや、鉱害の解消に長時間を要する地域は鉱害復旧と一体となった地域振興事業が推進をされることが望ましいと思います。特に、地域ごとの法人が地域振興との一体的推進に役割を果たすように配慮されるべきではないでしょうか。
○土居政府委員 ただいま御指摘ありましたように、今度の法改正では主務大臣による調整あるいは通産大臣による調整ということで、国も真剣になってこの重鉱害地の権利調整の問題については努力をしていくということになっておりますので、そういう方向で今後努力をしてまいりたいというふうに考えております。
次に、累積鉱害の解消後は、鉱害地における地域振興の積極的な展開が行われることと、鉱害の解消に長時間を要する地域も鉱害復旧と一体となって地域振興事業が推進されることが望まれると思います。また望ましいと思っているところでございます。特に、地域ごとの法人が地域振興との一体的推進に役割を果たすよう配慮すべきではないでしょうか。
さらにまた、鉱害の終盤に近づいた認定区域、いわゆる鉱害地と非鉱害地の境界周辺に位置をしました物件等は非常に微妙なところがございまして、その裁定には一々科学調査を必要とするところから、以前に数倍する大変な時間的浪費がございまして、その業務は滞る一万ということも聞いております。
答申によりますと、鉱害地の沈下現象というか沈下発生というのは終息をしている、こういうふうにほぼ断定をされておりますが、局所的な浅所陥没等については将来も発生をする、こういう見通しになっておるわけです。今回の鉱害量の残存量調査におきましては概算で平成四年度初で三千七百億、こういう数字が出ているわけであります。
特に、今後につきましては、地域振興を図るために、鉱害地を含めて総合的な土地利用を図る必要があるのじゃないかというふうに考えておりまして、鉱害復旧の経済的効率性をより高めていくためにもこのことが必要でございますし、こういうことを通じて鉱害地域全体の有効な土地の利用を図ってまいり、地域社会の調和のある発展を促進することが必要だと思っております。
○弓削田参考人 これまでも鉱害地、例えば農地等を住宅あるいは工業用地等へ、小規模でございますけれども転換をしていくという例はあったわけでございますが、これまで大規模にやった例というのは非常にございませんで、ただ一つ、今具体的に進行形の事業としてございますのは、先生御承知かと思いますが、鞍手郡小竹団地の奈良津地区を中心にしまして、御案内のとおり非常に広範囲の農地の被害地がございます。
鉱害復旧と地域振興事業の整合性を持った事業展開をということで、そのためには鉱害地を含めた総合的な土地利用の策定をというお話が先ほどございました。これからの非常に大事な視点だというふうに私も思います。したがいまして、ある程度の具体的なイメージですね、どういう感じのイメージを描かれておられるのか、よろしかったら御意見をお聞かせいただきたいと思います。
○小沢(和)委員 私は、さっきも言いましたが、そもそもそういう三位一体の計画を立てる、ボタ山を取り崩して重鉱害地を埋めるという計画を立てるときに、その埋める土質がそれに合うかどうかぐらいのチェックをしてからそういう計画を立てるのは当たり前だったのじゃないか。そこからして、そういう手違いを、この段になって改めて計画を訂正しなければならないようになったことについて責任があると言っているわけです。
今ごろになって土質が悪いからそのボタ山を重鉱害地の埋め立てには使えないなどと言い出されても、地元が困惑するのは当然じゃないでしょうか。私は、そもそもこういう計画を立てるときに、そういう土が埋め立てにふさわしいものであるかどうかぐらいはチェックしてからそういう計画は立てておくのが当たり前だったのではないかと思うのです。
○鈴木(英)政府委員 小竹団地の問題につきましては、この団地は、ボタ山を切り崩しまして、重鉱害地にそのボタを入れることによって団地を造成するというような構想で発足したわけでございます。
そのために予算の効率的な使用に努めることが当然必要なことでございまして、このために私どもとしてもこれまで努力をしたところでございますが、特に効率的な復旧を実施するという観点から申しますと、まず第一に配慮しなければならないことは、虫食い的な復旧をやはりできるだけ排除していく、地域を広域的にとらまえまして整合性ある復旧計画をつくり、それに基づいて計画的に復旧することが必要なところでございまして、このため特に重鉱害地等
この貝島地区につきましては、先ほど御指摘がございましたように、重鉱害地の一つでございます。予算配分に当たりましては、この点十分配慮をいたしまして、今後鉱害の計画的、効率的な復旧に努めてまいりたい、かように考えている次第でございます。
宮田町の激甚鉱害地という特殊事情を十分考慮していただきまして、宮田町はいま必死で次のことを要請しておりますので、これもよろしくお願いします。 五十ハ年度の鉱害復旧予算は、何としても五十二億円お願いしたい。それから家屋復旧予算も三十五億円を要求しております。理由は次のとおりでございます。
特に、農地あるいは家屋の鉱害量は膨大で深刻でございますが、私は昨年も取り上げたのですけれども、激甚鉱害地、聞きなれない言葉だと思いますけれども、福岡県の宮田町は、いまや町の行財政のこれまた死活問題、本当に深刻でございます。本日も再度その実態の一端を訴えて、大臣の救済への英断を期待したいところでございます。
しかし、附帯決議にもお願いしておりますけれども、この鉱害地というものはなかなか錯綜しておりまして、非常に事業団の方々は苦しんでおられるんです。これは私も知っております。この事業団ができた当時は、暴力ざたまで起こって、そして問題を醸したこともございます。いろいろあるだろうけれども、公平にひとつ復旧をやっていただきたい、こういうことです。
○岡田(利)委員 先ほどから各党からもいろいろ御意見が出ておるわけですが、被害者の立場に立てば十年間で完全に復旧する、それだけでいいのでありますけれども、ただ、特に最大の鉱害地の福岡を考えた場合に、雇用と地域経済の問題をわれわれは念頭に置かなければならないと思うのですね。そうしますと、なだらかに復旧して十年でぽつっと終わった場合には、地域経済や雇用の問題で大変な問題が起きると私は思うのです。
それでも私の部落は復旧に取り組んだのが早かったのでありまして、やや農地も返ってまいりましたが、復旧途上の被害者や未着手の鉱害地のことを思いますと、何とも言えない気持ちになるわけでございます。先生方も数次にわたり現地をごらんくださったと思っております。鞍手郡の小竹町の鉱害、遠賀川の堤防を走っております国道二百号線からごらんいただければその無残さがはっきりわかっていただけると思います。
と申し上げますのは、復旧不適地で残しますと、それはいつまでも鉱害地で残ってまいります。あるいは水没地のまま残ってまいります。それで、できる限りは周囲の団地と関連を持ってやる。復旧不適地といいますと、復旧農地の政府の補助金の限度が決まっておりますが、その限度を超えたら復旧不適農地だというふうにややもすると考えることは、国土保全の意味からも私は危険だと考えております。
その点につきまして、鉱害量や復旧の対象の見直しはどうかということも当然御議論になろうかと思うわけでありますが、答申にもうたわれておりますように、累積の鉱害地におきまして鉱害がかなり安定してきているというような状況、それから、復旧対象につきましてはそれなりに調査を行い、答申にもございますようにかなり詳細な検討をいただいた経緯を考えてみますると、その点につきまして、現時点でそういった復旧の対象だとかあるいは
○福川政府委員 御指摘の有資力鉱害につきましては、特に重鉱害地あるいは賠償義務者が錯綜しているような地域、こういったあたりで、特に被害者あるいは賠償義務者の間で合意が得られにくい、こういった地域がなお残存しているわけでございます。
○福川政府委員 前回の当委員会での参考人からの意見聴取におきましてそのような御見解が述べられておったわけでありますが、確かに被害者と賠償義務者の間で合意が得られにくい鉱害地がある。もちろん重鉱害地というようなことであるわけでありますから、いろいろ複雑な利害関係がそこにひそんでおったということはあろうかとは思います。
○福川政府委員 ただいまその鉱害予算の点とそれから施行の点について御指摘がございましたが、確かに御指摘のとおり、この貝島地区というのは重鉱害地の一つでございまして、なお相当の鉱害量が残っておるわけでございます。
貝島につきましては、御指摘のような重鉱害地の一つでもございます。なお相当の鉱害量がございますので、予算の配分に当たりましては、その辺の実情には十分配慮してまいりたいと考えております。
先般も当特別委員会におきまして鉱害地を見てまいりましたときに私も同行させていただいたわけでございますけれども、筑豊地域を初めとするあの地域でも、三十年間やってきたにもかかわらずかなりの量が残っておるようでございますが、現在この調査室の資料では六千六百七十億円という鉱害量がまだあるというふうに聞いております。
さらに、御指摘のございました賠償義務者が錯綜している、とりわけ重鉱害地といったような地区におきましては、これはいま御指摘のように有資力、無資力、あるいは複数の有資力といった方々が鉱害賠償義務者として入っているわけでございますが、これらにつきまして、いま御指摘のような幾つかの問題点がございますので、今回の御答申におきましては、必要に応じて関係者で協議の場を設けて、それぞれの地区を一体的にとらえて、鉱害
○説明員(福川伸次君) いま委員の御指摘の一元化という意味を、どういうふうな御趣旨で私理解していいか、今後もう少し私ども研究、勉強さしていただきたいと思いますが、特に重鉱害地等におきましては、関係者の間で十分協議をいたしまして、それを一体的に処理をしていく、効率的に処理をしていく体制というものはつくって、これを効率的にやっていきたいというふうに考えております。
日程は、去る七月二十一日から二十三日までの三日間であり、この間、荒尾市役所において関係団体から要望聴取、三池炭鉱の概況、工業団地、鉱害地等の視察、筑豊ハイツにおける関係団体との懇談、また、時間の関係で、関係機関の業務概況説明は車中で聴取し、最後に、新日鉄大分製鉄所の燃料使用状況と現場視察を行ってまいった次第であります。
特にこういう激しいところというのはほとんど重鉱害地なのです。特鉱に認定されるようなところが多いわけですから、そういう点からいたしますとこれは国の責任と言ってもいいわけですから・そういうことから考えますと、十分考えていただいて措置されることを強く要請しておきます。 そこで、時間が参りましたので失業対策の問題についてまとめて聞きますので、簡単にお答えいただきたいと思うのです。
特に、御指摘のように有資力の復旧がおくれておるわけでありますが、その理由といたしましては、鉱害復旧についての被害者との合意がおくれている、あるいはかなり大型車鉱害地を抱えているために、特にその合意等が進まないといったような問題があるわけでございます。
その閉山以来私どもとしてはこの地域が非常に広範な鉱害を残しており、なおしかも先生の御指摘のとおり非常な重鉱害地であるということで一日も早く着手をいたさないと、臨鉱法の期限内に復旧が完了しないのではないかということで、それ以後鋭意私どもとしては予算上の配分につきましては努力をしてまいったつもりでございます。
○国務大臣(中野四郎君) 小竹団地につきましては、炭鉱の閉山に伴いまして、産炭地域の振興、それから重鉱害地の鉱害復旧等を図りまして、国土の有効利用を目指して地域振興整備公団が事業を鋭意推進いたしておるところでございます。 国土庁といたしましては、国土の均衡ある発展を図るために、産炭地域を豊かな経済社会の場として再生させることが必要であると考えております。